月夜風
私を明るく照らすのは 夜空の瞳
その暖かい眼差しは 全てを見ている
民の苦しみも 私が犯す過ちも
月よ、あなたは私を捨てますか
怒りますか 嘲りますか
共に苦しみ、償う事も出来ない私を
もし許せるならば、教えて下さい。
私がこれから歩める道を。
私を優しく撫でるのは 夜抱く腕(かいな)
その柔らかい手の平は 全てを庇護する
民が負う傷も 私が呼びし災いも
風よ、あなたは私を責めますか
叱りますか 罵りますか
罪負いながら、恋人に焦がれている私を
もし叶うのならば、運んで下さい
私が愛する人の言葉を
君よ、貴方は私を恥じますか
笑いますか 哀れみますか
嘆くばかりで、未だ前に進めない私を
もし願えるならば、勇気を下さい
私が闘うための勇気を
あとがき
この詩は白状するとただの使い回しです。このサイトのメイン小説『魔法使い達の夢』の第2部「エンペルファータの魔導研究所」の一章にて使用しました。 |
|
![]() |
![]() |
![]() |
|
Copyright 2003 想 詩拓 all rights reserved.
|
|||